八支則 / はっしそく

⑨八支則について – 心に空間を作る

ヨガのステップを1から8までのステージに分けた基本概念、
「八支則 / アシュタンガ」について。

第9回目のきょうは、心に空間を作ることの大事さについて
お伝えいたします。
 
空_newyorkstyleyoga_老子 
 

 
1回目 八支則の大枠を学ぶ。

2回目 ヤマ・ニヤマ ( 日常の行動や物事の考えかた )
3回目 アーサナ・プラーナヤーマ ( スタジオで行うポーズと呼吸 )
4回目 プラティヤハーラ ( 心と体をつなぐステップ )
5回目 ダーラナー ( 心を一か所にとどめる。)
6回目 補足①
7回目 ディヤーナ = 瞑想
8回目 サマディー = 悟り 
9回目 心に空間をつくる ←本日
 

八支則 / アシュタンガ 、2つの側面

 
八支則について1〜8までの段階についてみてきましたが、
前半の1〜4までと
後半の5〜8までは少し特徴が違いますので、
復習もかねて、その部分をまずは確認します。
八支則の前半4つ
1の禁戒 ( ヤマ )、2の勧戒 ( ニヤマ ) は、
日常生活の中での意識、
3のポーズ ( アーサナ )や4の 呼吸 ( プラーナヤーマ )は、
普段のヨガの練習の中で取り組むことができます。
八支則の後半4つ
 
一方、5から8までの
プラティヤハーラ、ダーラナ、ディヤーナ、そしてサマディまでは、
心の一連の流れであって、
それ単体で練習することができません。
 
椅子に腰をかけて、唐突に
「 私はこれから集中( ダーラナ )に入っていきます。」
とはならないのです。
 

心の土壌を耕す

 
私たちにできることは、
マインドを集中へと導く助けとなる
正しい心の状態を作ること。
 
そのために、3のポーズ、4の呼吸法があるわけです。
 
ポーズや呼吸の練習をすることで、
心の状態は、
集中するための理想的なコンディションに整えられるというのが、
ヨガの根本教典、ヨガスートラの教えです。
 
鋤・くわを使って畑を耕し、
農作物を収穫するための土壌を作る。
 
八支則_心_畑_耕す
 
イメージできますか?
 
( ヨガスートラについては、またいずれ。)
 

 

心に空間をつくる

 
集中 ( ダーラナ ) や瞑想 ( ディヤーナ )を経験するには、
まず心が、特別なコンディションである必要があります
 
そのためには、
最初、心の中で、いろいろな考えが浮かんでくることを許してください。
そうすると徐々に心は静かになります。
もし心が、
外側の世界で起こっていることに気をとられ、
とても忙しい状態であるとき。( 散漫 さんまん
その場合は、ダーラナのステートへは絶対に入っていけません。
 
心の準備ができていない時に、
無理に集中しようとすることは、
良い結果を得ないでしょう。
 
こういった理由から
ダーラナの準備のために、
アーサナやプラーナヤーマを練習することが
ヨガスートラでは提案されています。
 
心の活動が忙しい時。( メンタルアクティビティー )
ヨガのポーズや、呼吸をすることは、
詰め込みすぎた心のスケジュールに、
集中のためのスペースを生み出します。
 
いったんダーラナ ( 集中 ) が生じたら、
ディヤーナ ( 瞑想 ) 、サマディー ( 悟り ) もそれに続きます。
 
このダーラナからディヤーナ、サマディーまでは
一連の心理的な流れとなり、
3つをまとめてサンヤマ ( SAMYAMA 統制 )といいます。

「 無 」こそ「 有益 」、老子の思想

 
「 無 」にこそ、価値がある。
 一見意味のないように思える存在こそが、役に立つと言う老子の教え。
 
器や家は、中にからっぽ = 無のスペースがあるから役立つ。
私たちは、「 物 」に価値があると思っていますが、
実はそうではない。
「 無 」にこそ、価値があるという老子の教えには、
ヨガとたくさんの共通点があります。
 
老子 
 
釈迦の「 色即是空、空即是色 」
老子の「 無為自然
それぞれの 「 無 」の概念。

いろんな物が役に立つのは、
そこに「 空 」からっぽのスーペースが存在するから。
 
難しい領域ですが、
日本人である私たちは、
比較的、すんなりとこの思想を受け入れられるのではないでしょうか。
 

 

「 ヨガ 」= 「 無 」になること

 
そうは言っても、
「 無 」になることは、
現代を生きる私たちにとってとても難しいです。

とくに私自身は、
「 無 」になるのが非常に苦手です。
常に考えごとをしていて、

心が休まることを忘れた状態。

そんな自分が唯一「 無 」になれる時間、

それが「 ヨガ 」です。

忙しい・時間がない・焦っている・ヨガどころではない!
そういう時こそ
「 無 」の時間をもつことの重要性を実感しています。
 
すごく練習に集中できると、
心と脳にいっぱい詰まっていた思考と感情が
呼吸ですっきりと洗浄されるような感じ。
 
もちろん、練習に気持ちよく集中できる日ばかりではありません。

みなさんも、実践してみてください。

 

99% Practice, 1% Theory

 
ASHTANGA  YOGA / アシュタンガヨガ 創始者
K. PATTABHI JOIS師
ヨガは、99%の実践と、1%の理論。
 
パタビジョイス師_99%practice_1%theory 


 
では、また次回!
 
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