わたしたちは他人を羨む生き物
突然ですが
羨ましいなぁ
あの人はなんてラッキーな人なんだ!
自分はこんなに苦労をしているのに
と、人と自分を比べて羨む気持ちになったことのないかたはいないと思います。
大脳のはたらき
人間の脳には、大脳という考えて判断する領域があります。そのための判断材料として、物事どうしを比較するのも脳の働き。人と自分を比べるというのは、人間にとって自然なことです。
比べるのは脳の正常なはたらき
悪いことじゃない
でも、ジャッジしたり、妬む必要は、ありません。そういった気持ちは自分のマインドに不健康だからです。
そうはいっても、自然に沸く感情をどのように整理したらいいでしょうか?
役に立ったヨガ哲学の考えかたをシェアしていきます。
カルマの考えかた
彼自身のカルマが、彼が受けるに値するものを与えただけなのです。
あなたのカルマが、あなたをしてそれの運び手たらしめたのです。
何であなたが、何かを与えたといってそれを誇る理由などがありますか。
カルマ・ヨーガ p. 149
これは前回のブログでもお話したカルマ哲学に関連しています。
わたしたちのカルマ(今世の役割)は、生まれる前から決まっています。
たとえラッキーな人がいたとしても、それは彼自身のカルマで決まっていて、「ずるい!」なんて思う必要は、わたしたちにないのです。
執着心とネガティブな感情
あなたが無執着の感情をわがものにしたときには、もうあなたにとっては善いも悪いもないでしょう。でもこれは、理解が困難なことです。
カルマ・ヨーガ p. 149
スワミ・ヴィヴェーカナンダによると、わたしたちの人を妬む気持ち、ヤダなと思う気持ちというのは、私たちが何かに執着しているから生まれるとのことです。
キャンディーが大好き(=執着し)すぎると
他の人にあげたくないという
自分勝手な気持ちが生まれます。
自分が強くなること
執着を手放すには、まず自分が強くなることが必要です。
そのヒントになることが書かれている箇所をご紹介します。
願望を満たしなさい
世間に飛び込みなさい。
一切のものに対するあなたの願望を、満足させなさい。
そのとき、それらは本当につまらないものであると分かり、静寂がくるでしょう。
カルマ・ヨーガ p. 37
○○への執着を捨てたいなら、一度○○を手に入れる必要があります。
成功、お金、名誉、目標がなんであったとしても、それらを達成したのちに、つまらないものだと知り、興味がなくなって、執着を手放すことができます。
強い自分になることで、執着の気持ちが自然消滅します。
マインドに「執着を手放せ」と無理強いしても、マインドは聞きません。執着をなくす唯一の方法は、自分が成長をすることです。
過程を大事にする
成長の過程で経験する出来事は、旅の間に見る風景のようなものです。
他の人より時間がかかったとしても、見たい景色じゃないなと感じていたとしても、一歩一歩、丁寧に目標に向かって進んでいきます。
そうすると、いつか目にした景色を「あぁ〜綺麗だな。進んできてよかったな。」と思える日が来るのだと思います。
まとめ
- 人間は比べる生き物。
- 比べること自体は問題ない。妬みの気持ちがマインドに不健康。
- 他人のカルマについてあれこれ考える必要はない。
- 執着することでネガティブな感情が生まれる。
- 執着しないためには、自分が成長すること
- 成長するまでの過程でする経験が大事
次回もカルマヨガについて学んでいきます!
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