定義するのが難しい言葉たち
「義務とはなにか?」の回でもお話しをしましたが、「愛」や「豊かさ」といった概念を表す言葉は、定義( = 言葉での説明 ) をするのが難しいです。人によって、その概念のとらえかたが違うからです。
お金があることを「豊かさ」と考える人もいれば、自分のしたいことを叶える能力を「豊かさ」と捉える人もいる。
同様に「真理」という言葉も、本などでよく使われますが、「真理」とはいったいなんなのかをいざ言葉で説明しようとするとちょっと戸惑ってしまいますよね。
今回は、「真理」という言葉の定義をしようと思います。
「真理」は、英語だとTruth
「引き寄せの法則」の本などでたびたび出てくる大事な言葉です。
「真理」という言葉について
「真理」という言葉を、最近このブログで使用したのは、「義務とはなにか?」の回でした。
- 社会の理想と活動にふさわしいこと
まわりにとって善い行いであること
カルマヨガの秘訣「逆に特典理論」 - 自分を高めていくこと
自分の理想ができる限り真理に近いものになるように - 義務を行うときの態度と精神によって評価されるべき
なんの仕事を行うかよりも
どういう態度で仕事に取り組むかということが大事
「義務」というのは、わたしたちを高めていくもので、なおかつ、わたしたちの目標や理想は、できる限り「真理」に近づいていくべきである、とカルマヨガのところで学びました。(上の❷のところ)
真理に近づくとは
自分の「いまの義務」を達成したら、わたしたちは次の「目標」を設定します。
そのときに、次の目標が、ステップダウンするのではなく、真理に向けて近づいていくことが自分を高めていくことです。
真理とは、方向性 (direction)
その仕事が、自分を高めるかいなかは、その人の現在のレベルによって異なる。
では、「真理」とはなんでしょうか?
「真理」とはみんなにとって同じこと
真理とは、すべてに通じること。
誰にでもあてはまること。
はじめてのチャクラ p.15
つまり、1人1人にとって違うことは、真理ではありません。少し具体例をあげて説明をします。
具体例① 天国は上、地獄は下
どんな宗教の経典にも、天国は「上のほう」にあって、地獄は「下のほう」いあると書かれています。逆のほうがしっくりくるという人はおそらくいないでしょう。これはまさに、わたしたち1人1人にとってその通りで、「真理」といえます。
具体例② 体がどのように感情に反応するか
非常に気分がいいとき、わたしたちは胸を張って、上を見上げたくなります。空を見ながら「ああ最低だ。気持ちが落ち込む…」という人はいません。落ち込んでいるときは、自然と背中が丸まり、うつむき加減になります。
体が、感情にどのように反応するかは、みんな同様に決まっている。わたしたちの体はそのように作られていて、これも宇宙の真理の1つ。
具体例③ 眉間は精神が集中する座
両眉の間の点 ( 第6チャクラ )は、精神が集中する中枢です。仕事に長時間集中をしていると、この部分が最初に疲れてきます。こういうとき、意識をしてみると、確かにこの場所に精神が集中していることがわかります。
チャイルドポーズでおでこを床につけると精神が落ち着き、安らぎます。ヨガが教える真実の1つ。
具体例④ 体の中枢を移動するエネルギーの流れ
魂が目覚めに向かうとき、体内のエネルギーと意識は、上に向かって引き上げられる。逆に、物質的な世界やモノにこだわる意識のエネルギーは下に向かう。
「ヨガ」はすべてに通じる教えで、誰にでもあてはまりますが、それは実際にやってみた人のみが実感できる。
まとめ
- 「愛」や「豊かさ」のように、概念を表す言葉の定義は難しい。
- スピリチュアルな勉強をするとき、「真理」という言葉は、キーワードになるので、その意味を明確にしておくべき。
- 真理に近づいていくことが、自分を高めていくこと。
- 真理とは、すべてに通じ、誰にでもあてはまること。
- ヨガはたくさんの真実を教えてくれるが、それは実践した人にのみ実感できる。
次回は「チャクラとは何か?」です!
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