生まれたからには働かないといけない
カルマヨガ = 行為によって自分を浄化していくヨガについて学んでいきます。
ヨガ哲学では、この世界に生まれたものはみな例外なしに働かないといけないという大前提があります。
働きは避けることのできないものです。これはそうある他はありません。
カルマ・ヨーガ p. 172
正しい働きかた 2つの秘訣
どのように働くかを学び、最大の結果を得よう、というのがカルマヨガの哲学です。
なぜなら、正しく働かないと、エネルギーをチビチビと浪費してしまうことになるからです。
1つめの秘訣
カルマヨガ1つめの秘訣は、「世界のためによいことをする」です。
ヨガでは、この世界は神様によって作られたと考えます。
神様が作った世界に貢献することで、神様に喜んでもらう、というのがカルマヨギの道です。
自分の子供に親切にしてもらえたら、親は自分がキャンディーをもらえるより嬉しいでしょう。
同様に神様もこの世界への貢献を、神様自身へのお供えやお祈りよりも喜ばれるのです。
すべての善行は、われわれを清め、完全にする傾向を持っています
カルマ・ヨーガ p. 116
2つめの秘訣
2つめの秘訣は、「非利己的に働くこと」です。
ここで、利己的という言葉の意味を確認しておきます。
- 利己的
-
自分の利益だけを追求しようとするさま。
( 英 ) selfish, セルフィッシュ, 自分勝手
つまり、非利己的に働くということは、自分の利益のためではなく、世界のためによいことをしようという100パーセント純粋な動機のもとに働くということです。
もし私たちが本当に無執着であったなら、むなしい期待というすべての苦痛を逃れ、この世で快活によい働きをすることができるでしょう。
カルマ・ヨーガ p. 117
逆に特典理論
そうはいっても、他の人のために働き、無執着 ( 結果を期待しない ) でいるのは大変に難しいです。
多くの人は、利己的な動機なしに人は働くことはできないと考えます。
そういう場合は、カルマヨガ最大のコンセプト「逆に特典理論」を頭に入れておくと役立ちます。
利己的な動機なしに人は働くことができるのか?
“逆に特典理論“とは
非利己的な動機のもと 人のために働くことで、自らを助けているという考えかた
世のために何かをすることを許されるのは、わたしたちすべてにとって大きな特典です。世間を助けつつ、わたしたちは、実は自分みずからを助けているのです。
カルマ・ヨーガ p.123
他者のために行われる働きの主な効果は、われわれみずからを浄化することなのです。
カルマ・ヨーガ P.135
他者を助けるという形で自分みずからを教育することを許されるのは、みなさんおよび私が受けている恵まれた特典以外の何ものでもありません。
カルマ・ヨーガ p.147
「逆に特典理論」というのは、わたしが理解のために個人的につけた名前です。
カルマ・ヨーガの本の中では、この考えかたが、言葉を変えてたびたび出てきます。そのくらい、このコンセプトの理解が、カルマヨガではとても大事なのです。
まとめ
- この世界ではみんな働かないといけない
- 正しくはたらかないとエネルギーを浪費してしまう
- 正しく働くための2つの秘訣
- 世界のために善いことをする
- 100%純粋な動機で働く (非利己的)
- 人のために働きながら自らを浄化できるのは、人間だけに与えられた特典だということを学ぶ
次回は人間関係のストレスを減らすのに役立つヨガ的モノの見方
クッキーのヴィジョンについて学んでいきます!
Thank you
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