New York Style YOGAというのは、わたしMikaが10年以上前(2013年)に、ニューヨークのヨガに純粋に憧れて始めました。
ニューヨークのヨガスタジオで行われているようなヨガのフロークラスを、日本のスタジオで受けていただくことができるように考えたプログラムです。
- ユニークなシークエンス
- 日本のヨガクラスと比べて運動量が多い
- 音楽に合わせて動く
- カジュアルに楽しむタイプのヨガ
インターナショナルヴィンヤサヨガスタジオ東京渋谷にオープン
わたしは、2011年からずっとヨガの仕事を続けていますが、フリーランスというかたちで、東京にスタジオを持つなんて(本当に大変な
)ことは、想像もしていませんでした。ですが、理由あって、2024年4月渋谷神泉円山町に自分のヨガスタジオをオープンしました。名前は自分がずっと続けてきたヨガの名前「ニューヨークスタイルヨガ」です。
英語と日本語の両方でヨガのクラスを行っているのと、ヨガの内容が日本のヨガではなく、海外のヨガっぽいため、海外の生徒さんに多くきていただいています。
でも、みなさんに改めて言われるのは、いったい「ニューヨークスタイルヨガ」ってなんなの?というごもっともな質問です。

「ニューヨークスタイルヨガ」名前の由来
名前の由来はシンプルで、「ニューヨーク」にヨガ留学をしていた経験があり、その時に、たくさんニューヨークのヨガスタジオを巡り、ニューヨークのヨガが大好きだったからです。
心に残るヨガティーチャーセリーナ
1人、特に印象的なクラスをする女性のヨガインストラクターがいて、名前はセリーナ。彼女のクラスを再現したい!と思って彼女のクラスを研究し、日本のスタジオに合う形で、基本シークエンスをまとめて「ニューヨークスタイルヨガ」という名前をつけました。

ニューヨークの街のように
実は、もう1つの名前の由来もありまして、いろいろな国籍の人、老若男女・性別、全てがごちゃごちゃにうまく混じり合ったニューヨークの街のように、男性女性、若い人、年齢を重ねた人、さまざまな国の人が集まるヨガのクラスを連想してもらえたらという願いも「ニューヨーク」という街の名前に込めています。
今、渋谷のスタジオのわたしのクラスをご覧いただくと、男性も女性も、若いかたから年配のかた、日本人も海外のかたも半々くらいで、スタジオにいると、わたし自身自然な多様性を感じることができます。

ニューヨークにおけるヨガ事情
「ニューヨークスタイルヨガ」についてみなさまにより深く知っていただくためには、「ニューヨークのヨガ」についてお伝えする必要があります。
つまり、「ヴィンヤサヨガ」こそ、ニューヨークのヨガの代名詞的存在だと考える理由についてです。
この記事では、わたしが思う「ニューヨークにおけるヨガ事情」について、NYヨガ留学経験と、日本ヨガ業界での10年間にわたるヨガインストラクター経験をもとに語らせていただきます。

オームファクトリーヨガスタジオの窓から見えたエンパイアステートビル
ニューヨークのヨガと日本のヨガ
まず、ニューヨークで受けられるヨガと、日本で受けられるヨガ、何が違うのでしょうか?
ホットヨガ、パワーヨガ、アシュタンガヨが、ハタヨガ、アイアンガーヨガ、陰ヨガ、ハンモックヨガ、アクロヨガなど、いろいろな種類のヨガがありますが、New Yorkで最もポピュラーなヨガは、普通に考えたら「ヴィンヤサヨガ」だろうというのが率直な意見です。それで、わたしの中では、「ニューヨークのヨといえば、ヴィンヤサヨガだろう。」となっているのです。
なぜそのように考えるか、ヴィンヤサヨガとほかのヨガの特徴を説明しながら、理由を述べ、逆に日本で最も多く受けられているタイプのヨガについても後半で述べていきます。
1番人気のヴィンヤサヨガとそのほかのヨガ
「ヴィンヤサヨガ」のヴィンヤサとは、Flowという意味です。
呼吸に合わせて、流れるように動いていくヨガで、1つ1つのポーズが、つなぎめなく続いていきます。クラスの内容は、先生やスタジオによるオリジナルの流れになっているため、いつも新しい内容のヨガを楽しめます。クラスの雰囲気はカジュアルで、音楽が流れていたり、参加者が来ているヨガウエアもファッショナブルでオシャレな傾向があります。
ヴィンヤサヨガの特徴
- 流れるように動く
- 先生やスタジオのオリジナルシークエンス
- クラスの内容が毎回違う
- 音楽がかかっている
- カジュアル
- オシャレ感
「アシュタンガヨガ」というのは、ポーズの順番が全て決まっていて、クラス中は、音楽などもかけず、水を飲むことも禁止していたり。修行的な要素が強いため、「楽しむためのヨガ」とはほど遠いヨガです。
アシュタンガヨガの特徴
- 修行的なヨガ
- 毎回決まったポーズを決まった順で行う
- 自分を律するヨガ

「アイアンガーヨガ」というのは、1つ1つのポーズを正確にとり、体を調整していくタイプのヨガです。椅子や壁、ロープなどのヨガプロップスも大量に使ってポーズをとるため、1つのポーズをとるためのセットアップ(準備)の時間が長く、ポーズのホールド時間も長いです。また生徒の年齢層に着目すると、年配のかたの割合がとても多いです。
アイアンガーヨガの特徴
- 調整系ヨガ
- 壁、ロープ、椅子など道具を多く使う
- 年配者が多い

Yoga Center of Denver
「パワーヨガ」「ホットヨガ」は、汗をかいてすっきりしたい人に人気の、エクササイズ要素が強いヨガです。ニューヨーカーは、運動が大好きなので、こちらのヨガもニューヨークでポピュラーです。
かんたんにまとめてみると
ヴィンヤサヨガ
ファッションのようなヨガ
アシュタンガヨガ
修行のヨガ
アイアンガーヨガ
調整系ヨガ
パワーヨガ・ホットヨガ
エクササイズのヨガ
といった感じでしょうか。
アシュタンガヨギとヴィンヤサヨギの違い・とってもよくわかるインスタグラムのリール
こちらのリールで、ヴィンヤサをする人とアシュタンガヨガをする人の特徴が面白くまとめられています。海外の動画ですが、内容は伝わると思いますのでぜひご覧になってみてください。
自分に合うヨガはどれ?
自分に合うヨガがわからない!というかたも多いだろうと思います。
そういったかたのアドバイスに少しなればと思うのですが、「自分に合うヨガ」というのは、その人の性格と体質によって決まります。特に性格の影響が意外に強いです。
- 物事を正確に1つ1つ、間違いなく行っていきたいタイプ
「アイアンガーヨガ」 - 自分をストイックに鍛えていきたいタイプ
「アシュタンガヨガ」 - 自由に動きたい、ヨガを気軽に楽しみたいタイプ
「ヴィンヤサヨガ」
※ わたしはもともとこのタイプでした。
※ 今はアシュタンガヨガを自分のメインの練習にしています。 - 運動好き、体力があるタイプ
「パワーヨガ」「ホットヨガ」など - 身体能力が高く、アクロバティックなことに挑戦したいタイプ
「ハンモックヨガ」 - 人とのコミュニケーションが得意なタイプ
「アクロヨガ」
※ パートナーと協力してポーズを作るアクロヨガは、人と仲良くなるのが上手な人たちが集まる傾向があります。 - 癒しが必要、ゆっくり過ごしてマインドを落ち着けたい
「陰ヨガ」
※「陰ヨガ」をメインで受けているという人は少なく、多くの人は、動くヨガをまず受講し、時間に余裕があればオプションでリラックス系のクラスも受講するというサイクルにしているのが通常です。
チケットシステムと受講クラスの関連性
ヨガスタジオの料金体制とプログラムの関連について
少し話はそれますが、ヨガのクラスを受けるとき、「チケット制」か「アンリミテッドプラン(受け放題)」かによって、みなさんのクラスの選びかたが変わってくるという事実があります。
チケット制の場合は、クラスを受けるたびに、都度料金がかかるため、自分の受講したいクラスを優先して受けることになります。その人にとって、受けても受けなくてもいいくらいのクラスであれば、まず受けないでしょう。
いっぽうで、月額の支払いが決まっていて、どのクラスも自由に受けられるような料金体制の場合、そのスタジオのメンバーは、動きのあるアクティブなクラス、動きの少ないリラックス系のクラスを、自分のスケジュールや体調に合わせて両方バランスよく受講できるというとても良いメリットがあります。スタジオ側は、リラックス系のクラスや瞑想(メディテーション)など様々なクラスを色々な時間帯に配置して、プログラムを魅力的にしています。

よくご覧いただくとヴィンヤサのクラスが多いこともわかります。
N.Y.ではヴィンヤサが人気の根拠
では最後に、たくさんあるヨガの種類のなかから、なぜニューヨークではヴィンヤサヨガが1番人気だと考えるかについてです。
一言でいうとニューヨーカーは、何ごとも気軽に楽しむのが好きだからです。
ニューヨークの人々はいつも楽しいことを探しています。おしゃれなレストランやショップ、グローサリーストア(日用品ショップ)、クラブ、ラウンジ、バー、ミュージアム(博物館)、イクスヒビション(展示会)、期間限定のイベント、人を刺激するもので街は溢れています。

ヨガのニーズも同じ傾向に
ニューヨークの人たちが求めているのは、
ポーズを正確にゆっくりとっていくような「アイアンガーヨガ」や、決まったシークエンスで、同じヨガのポーズを繰り返し行う修行的な「アシュタンガヨガ」ではなく、
毎回異なるヨガのシークエンスで、音楽に合わせて流れるようにヨガフローで動きながら呼吸を深め、カジュアルに楽しんでいくタイプの「ヴィンヤサヨガ」で、
常に刺激を求めているニューヨーカーにとっては、ライフスタイルにも、マインドの状態にも合うのです。
コツコツと地道な練習を続ける「アイアンガーヨガ」や「アシュタンガヨガ」のほうが、本来のヨガ愛好者といえるかもしれません。
ですが、ヨガ人口を占める割合の中で、そういった真面目で熱心な練習生は、3割前後で、「気軽にヨガを楽しみたいだけ」というJust for funのためにヨガをしている人たちの割合が、半数以上と考えるのが妥当ではないか、というのが私自身の推察になります。

日本でもっとも受けられているヨガの種類
根強い人気・女性のためのホットヨガ
日本のヨガ業界では、「女性のためのホットヨガ」が1番の中心にあるというマーケットがずっと変わりません。また、日本人は、欧米人と比べてフィットネス気質ではないため、クラスも軽いストレッチや、同じヴィンヤサという名前のクラスでも、海外のクラスと比べると、ポーズ数が少なかったり、運動強度が低かったりします。
ちょっとした生徒さんからのクチコミ
自分の国でヨガを受けていたけど、日本に来て、日本のヨガは合わずヨガをやめてしまったという外国人のかたはとても多いようです。そういったかたがたからは、私のヨガ(ニューヨークスタイルヨガ)を受けていただくと「自分が受けたことのあるヨガに近い」「こういうヨガを受けたかった」という感想を、たびたびいただきます。(ほかにもたくさんの海外の旅行客のかたからの良いコメントをGoogleマップのレビューにいただいています )
また、いただいたお問い合わせに、「性別でクラスを分けることは日本では普通なのか?」というものがありました。

Yes, I was googling studios yesterday, I found one that was women only, and another that didn’t have class times that worked for me.
Is it common to have gender specific studios?



Hmm, maybe yes!
Hot yoga is popular in Japan.
And ladies don’t want to be together with men in a humid room with thin outfits with like those reasons?



昨日、グーグルで都内のヨガスタジオを探していましたが、女性限定のものを1つ見つけただけ、もう1つは時間が合いませんでした。
日本では、性別で分けるスタジオがあるのは一般的ですか?



確かにそうですね!
ホットヨガが日本では人気で、女性は湿温度の高い部屋で男性と薄い服装で一緒にいるのが居心地悪いからかもしれませんね!
ホットヨガのスタジオなどでよく見かける「女性限定」の案内。日本人のわたしたちは見慣れていますが、海外の人は、その案内を見てかなり驚くようです。


良い・悪いのラベルは貼らず、事実として、日本のヨガと海外のヨガは違うのです。
NY Style YOGAを受けていただける方法
最後にもう一度、ニューヨークスタイルヨガのクラスの特徴をまとめておきます。
- ニューヨークのヨガフロー
(海外スタイルのクラス) - ユニークなシークエンス
- 男性・女性半々の割合
- 若いかたから年配のかたまで
- 運動量がある
- 音楽に合わせて動く
- カジュアルに楽しむタイプのヨガ
ニューヨークスタイルヨガに興味をお持ちいただけましたら、ぜひクラスでご受講ください。
- 渋谷のスタジオに来ていただけるかた
- クラスご予約ページ
※ビギナークラス・ヴィンヤサクラス、どれを選んでいただいても、ヴィンヤサの要素を入れてクラスを行っています。
- クラスご予約ページ
- 渋谷まですぐには来れないかた
ヨガは動画でもできますので、覗いてみてください。
ライブ配信30分ヨガクラス (②)
YouTubeメンバーシップ (③)


Namaste.
New York Style YOGA指導者養成ページ